HAND PICK

たまにはコーヒーの真面目な話を。

 

みなさん、FUJINUMAに11月から導入した

 

焙煎機

この機械、何だかご存じですか?

導入した頃は、通りゆく小学生たちが

 

「すっげえ!機関車だ!!」

 

と騒いでいたものです。今では1ミリも興味を示してませんが。

 

これは焙煎機といって、生のコーヒー豆を焼いて、
皆さんがイメージする茶色いコーヒー豆に進化させる魔法の道具です。

 

では「焙煎」とは何をしているのでしょうか

  1. 焙煎機の電源を入れ、火を点火する。
  2. 生のコーヒー豆を焙煎機にぶち込む。
  3. 10~20分待つ。
  4. 焼けた豆を冷ます。

 

正直、焙煎をざっくり言ってしまえばこれだけです。

 

もちろん、そんな甘くはないけどね、コーヒーだけに。

 

 

 

コーヒーだけに、ねっ。

 

 

今回は「2」の生のコーヒー豆にフォーカスをあてます。

 

コーヒー豆って、焼く前は

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こんな色をしているんです。

※この状態になるまでの工程は長くなるので割愛。

 

この豆を焙煎機にぶち込む…

 

 

と、その前に!!

 

必ず行わねば気が済まないことがあります。

 

それは

ハンドピック

です。

 

 

これがとっても大切な作業なんです。

ハンドピックとは、欠点豆といわれる豆を取り除く作業です。

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これはいい豆です。

 

そしてこれが

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欠点豆の一種です。

無数の豆からこういうのを手作業で選別するのです。

なかなか判断が難しく、手間がとてもかかる作業です。

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マメな性格じゃなきゃ出来ない仕事ですね。…まめ…なだけに。

 

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全てチェックしてようやく焙煎機にぶち込めます。

 

このハンドピックという作業が、コーヒーの質を保つ、

もっとも地味でとっても大切な作業なのです。

 

 

 

ちなみに、手のまめは元・剣道部の証ですね。

 

 

 

ウソです。

剣道でマメできたことありませんでした。

 

あの頃から真面目さを持っていたら今頃…

 

おあとがよろしいようで。

ごきげんよう。